AWS Direct ConnectとRemote.Itは、オンプレミスネットワークをAWS VPCに接続するための2つの異なるソリューションです。最適な選択は、お客様固有のニーズと制約によって異なります。以下で比較していきます。
AWS Direct Connect
AWS Direct Connectのメリット
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オンプレミスネットワークとAWSの間に専用のプライベート接続を提供し、インターネットベースの接続と比較してより安定したネットワークパフォーマンスを実現できます。
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インターネット経由でデータを転送する場合と比較して、データ転送コストを抑えられる可能性があります。
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複数の仮想インターフェースをサポートしており、単一の接続でAWS内の複数のVPCやサービスに接続できます。
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インターネットベースの接続と比較して、より高い帯域幅オプションを提供できます。
AWS Direct Connectの課題
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AWS Direct Connectロケーションへの物理接続が必要であり、すべての地域で利用できるとは限りません。
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特に高帯域幅の接続の場合、Direct Connect接続の維持には多額の初期費用と月額費用がかかることがあります。
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構築・管理により高度なネットワーク知識が必要になる場合があります。
AWS Direct Connectのユースケース
- クラウドへのデータ移行、クラウドへのデータバックアップ、クラウド上でのレイテンシに敏感な高性能アプリケーションの実行など、大容量データ転送のユースケースに最適です。
Remote.It
Remote.Itのメリット
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ゼロトラストネットワーク接続を提供し、IPアドレスを公開したりポートフォワーディングを必要としたりしないことで、攻撃対象領域を縮小します。
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従来型のVPNでは失敗しがちなマルチNATやCGNAT環境でも良好に動作します。
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ネットワークの変化やデバイスの移動に対して耐性があり、接続を自動的に再確立します。
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ネットワークリソースを効率的に管理し、IPアドレス計画を自動化し、サブネットの衝突を解消し、ルーティングテーブル、アクセス制御リスト、VLANタグを簡素化します。
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Remote.Itは、他のソリューションが失敗する場面でもユーザーとデバイスを接続します。
Remote.Itの課題
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組み込みのAWSサービスと比較して、追加のセットアップと設定が必要になる場合があります。
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サードパーティサービスであるため、AWS Direct Connectのようなネイティブなソリューションほど他のAWSサービスと統合されていない場合があります。
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料金モデルとコストは、ネットワークの規模や範囲によっては考慮すべき要因となる可能性があります。
Remote.Itのユースケース
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5GやStarlinkなどのCGNATネットワーク上のデバイスを含め、あらゆるネットワークでリモートアクセスを可能にするのに最適です。
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複数のプライベートネットワークのリソースに同時にアクセスする必要がある開発者にとって有用です。
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展開前のOEM製品や組み込み製品に統合できます。
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ルーティングテーブルを必要とせずに、Dockerコンテナネットワーク内のサービスへのアクセスを提供できます。
AWS Direct Connectの物理接続要件
AWS Direct Connectでは、お客様のネットワークとAWS Direct Connectロケーションの間に物理接続が必要です。これは通常、以下のいずれかの方法で行われます。
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直接光ファイバー接続:データセンター、オフィス、またはコロケーション環境から、AWS Direct Connectロケーションまで物理的な光ファイバー接続を直接敷設する方法です。このオプションは多くの場合、最高レベルのパフォーマンスと安定性を提供しますが、特にお客様のロケーションがAWS Direct Connectロケーションから遠い場合、コストがかかり、ロジスティクス上も複雑になることがあります。
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パートナーキャリアネットワーク:直接的な光ファイバー接続が現実的でない場合は、AWS Direct Connectロケーションにすでに拠点を持つパートナーキャリアと連携することができます。これらのキャリアは自社のネットワークをお客様のロケーションまで延伸し、いわゆる「ラストマイル」サービスを提供します。これは多くの場合、直接光ファイバー接続よりシンプルで、特にデータ要件が小さい場合や、ロケーションがAWS Direct Connectロケーションから遠い場合により費用対効果が高くなります。
いずれの方法でも、AWS Direct Connectロケーションへの物理接続が確立されると、VPCへの仮想インターフェースを作成できます。この仮想インターフェースにより、お客様のネットワークは、あたかも同じネットワーク上にあるかのようにVPC内のリソースにアクセスできるようになります。
また、AWS Direct Connectはリンクアグリゲーショングループ(LAG)をサポートしており、複数の物理接続を1つの論理接続に集約できることも注目に値します。これにより、より高い帯域幅と冗長性の向上を実現できます。
AWS Direct Connectの導入には、複数の関係者(社内のネットワークチーム、AWS、場合によってはパートナーキャリアなど)との調整が必要であり、構築・管理には高度な技術的ネットワーク知識が必要になる場合があることに留意してください。
AWS Direct Connectのコスト
AWS Direct Connectの料金には、主に2つの構成要素があります。
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すべてのAWS Direct Connectロケーションに適用されるポート時間あたりの料金
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AWS Direct Connectロケーションごとのデータ転送アウト料金
例えば、米国東部リージョン(バージニア州)への1GB接続を注文し、月間1TBのデータをアウト転送すると想定した場合、ポート時間あたり0.30ドル、データ転送1GBあたり0.02ドルの料金が適用されます。1TBのデータ転送コストは、ポート料金が216ドル、データ転送料金が20ドルとなり、合計コストは月額236ドルになります。オンプレミス環境へのAWS Direct Connectリンクを維持するための総コストは、AWSからのデータアウト転送量や選択するリージョンによって変動する点に注意が必要です。
Remote.Itの導入
Remote.Itには物理接続の要件がなく、AWSのポートをパブリックインターネットに公開する必要すらありません。
Remote.Itのコスト
Remote.Itでも、Direct Connectと同じAWSデータ転送料金が発生します。Remote.It独自の追加のデータ転送料金はかかりません。
AWS Direct ConnectとRemote.Itの比較まとめ
まとめると、大容量かつ安定したデータ転送のニーズがあり、構築・維持コストを負担できる場合は、AWS Direct Connectがより良い選択となるでしょう。一方、複雑なネットワーク環境を抱えている場合、ゼロトラストネットワークアクセスが必要な場合、あるいは追加のネットワーク構築・維持コスト(時間と費用の両面で)をかけずに、より柔軟で耐障害性の高い接続を必要とする場合は、Remote.Itがより適しています。常にそうであるように、最終的な選択はお客様固有の要件や状況によって決まります。