開発者ワークフロー
企業の92%がマルチクラウド戦略を、80%がハイブリッドクラウド戦略を採用しています。ハイブリッドおよびマルチクラウドは、ベストオブブリードを実現し、俊敏性を高め、収益性を向上させます。開発者は複数の拠点に同時に接続する必要があります。今日の最新の継続的インテグレーション(CI)/継続的デリバリー(CD)パイプラインには、ソースコード管理、ビルドおよびテストの自動化、リリースの自動化、そして最終的なデプロイメント段階が含まれます。
これは、開発環境・テスト環境・本番環境、さらには世界各地に散在するデバイスを管理する必要があるDevOpsチームやITチームにも当てはまります。
VPNは20年以上前に、リモートワーカーを組織のデータセンターに接続するために作られました。それ以来、クラウドアプリケーション、BYOD、そして在宅勤務の普及が世界を変えました。ユーザーは、IT部門が管理しておらず、その存在すら把握していない可能性のあるデバイス、ネットワーク、ソフトウェアを使ってリソースにアクセスしています。
今日の開発者は、自宅、会社のオフィス、シェアオフィス、あるいはAirbnbなど、移動しながら働いています。VPNには次のような問題があります。
- VPNは常時接続ではないため、開発者はログインプロセスにひと手間加える必要があります。
- VPNのIPルーティングの制約により、サブネットの衝突を避けるため、開発者は複数のVPNに同時に接続できません。
- VPNはすべてのトラフィックを一元化された場所/サーバーを経由してルーティングするため、VPNハードウェアのスケーリングは負担になります。ホスト型ソリューションを使えばコストが高くつき、そうでなければ、パッチの当たっていないVPNサービスやエージェントを抱えることによるセキュリティリスクを伴ううえに時間もかかります。
- 開発者はIT部門やDevOpsチームに依頼して、アクセス制御リストにIPアドレスを追加してもらう必要があります。あるいは、開発者自身が許可リスト(ホワイトリスト)を更新できるようにしている組織もあり、これはプロセスに関与する従業員の数を減らせる一方で、セキュリティ上の脅威につながる可能性もあります。
- VPNは「スプリットトンネル」として構成することができ、その場合プライベートIPアドレスはVPN経由でルーティングされますが、パブリックIPアドレスは自分自身のインターネット接続を経由してルーティングされます。つまり、VPNを使用していても、カフェにいるときにはパブリックIPアドレスが変わってしまうということです。これはまた、実際には100%VPNを使用しているわけではないのに、そう思い込んでしまうという誤った安心感にもつながります。
- 一部のMySQLデータベース、たとえばパブリックアクセス用に設定されたAWS RDS MySQLなどは、パブリックエンドポイントしか持っていません。VPNではこの問題を解決できません。
- 一部のユーザーにパブリックアクセスを許可する必要がある場合、それでもなおアクセスリストが必要になります。つまり、VPNとアクセスリストの両方を管理することになります。
開発者はRemote.Itを使ってどのようにAWSリソースにアクセスするか
Remote.Itは、AWSクラウドサービスなどのネットワーク接続をローカルアドレスにマッピングし、開発者が利用できるようにします。以下にいくつかの例を挙げます。
セキュアシェル(SSH)
コマンドラインから任意のサービスやサーバーに直接接続します。
データベース
Redis、RDS、DynamoDBなどのデータベースに接続します。
HTTPS/HTTP
Webアプリケーションに接続します。
リモートデスクトップ
Windows EC2インスタンスなどのサーバーにリモートデスクトップ接続します。