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事例

Remote.Itで実現する遠隔監視システムのセキュリティ - 三菱重工環境・化学エンジニアリング導入事例

· 約7分で読了
Remote.Itを採用した三菱重工環境・化学エンジニアリングのエンジニアチーム

海外の大型ごみ焼却発電プラントに導入する遠隔監視システムのセキュリティソフトとしてremote.itを導入

海外の大型ごみ焼却発電プラントに導入する遠隔監視システムのセキュリティソフトとしてremote.itを導入いただいている、三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社様。今回、遠隔監視システム導入に携わった以下の皆様にお話をうかがいました。

  • エンジニアリング総括部 建設部 電気計装グループ 建設技術チーム 小野様
  • 海外事業部 海外プロジェクト部 星野様
  • 管理統括部 総務・人事部 情報システムグループ 滝川様
  • Mitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte. Ltd. Waste to Energy Business Unit 鈴木様

海外大型ごみ焼却発電プラントにおける遠隔監視システムのセキュリティ担保

Remote.It導入前の課題

安定したプラント運営と健全なビジネス運営のために、コストとセキュリティの両立を実現できる遠隔監視システムを導入したいという課題を抱えていました。

星野様:日本国内および海外において、都市ごみ焼却発電プラントの高度な自動化運用に取り組んでいます。ごみ焼却施設は基本的に化石燃料を使用せず、廃棄物そのものを燃焼させます。化石燃料と異なり、燃料となる廃棄物はカロリーや性質に大きなばらつきがあるため、安定運用のためにさまざまなフィードバック制御とフィードフォワード制御を組み込むことで、主要なプロセスの自動化に取り組んでいます。この主要プロセスの自動化をさらに推し進めることで、省力化、効率改善、安全運転を実現しています。このうちの一つが「遠隔管理システム」であり、収集したデータを分析してより正確なビジネスプランの策定に結びつけるなど、運転支援とビジネス運営への貢献が期待できます。

(左から)星野様、小野様

遠隔管理システムの導入にあたり、当初はVPN等による接続を検討しましたが、設備・機器費やサービス費などコスト面での負担が大きく、かつシステム設定や構築も煩雑になることが分かりました。今後25年以上運営していくプラントに導入するシステムであるため、長期間にわたり安定稼働できるサービスであることも重要です。収益性の高い事業運営を長期にわたり実現するため、低コストでスピーディーに設定でき、かつ信頼性の高いセキュリティソフトを模索していました。

導入の経緯

「三菱重工技術レビュー」からグループ内のremote.it活用実績を学習、調査検討を開始

星野様:三菱重工グループは幅広い技術的な能力を有しているため、グループ内で知識を探索している際に、何かヒントになるものがないかと思い、グループ企業のMHIパワーエンジニアリング(旧MHPSエンジニアリング)が発行する技術情報誌「三菱重工技術レビュー」の中に、「エッジコンピュータを使用した遠隔監視サービスシステム向けセキュリティ技術」という論文があり、エッジコンピュータと外部ネットワークを安全かつ簡単、かつ低コストで接続するための基盤技術としてremote.itが活用されていることを知りました。同時に、研究所経由で「こういった技術があるので、使ってみたらどうか」という紹介もありました。

Remote.It を評価したポイント

桁の違うコスト感、デバイスに依存しない利便性、手厚いバックアップサポート

星野様:まず、remote.itの場合、専用のネットワーク回線を引く必要がないため、コスト面での桁が違います。もう一つ重要な点は、VPNと比較して、専用デバイスや固定IPアドレスが不要だという点です。

(左から)鈴木様、滝川様

滝川様:社内イントラネットのルール上、トンネリングするようなVPN通信が禁止されているため、これまで遠隔監視のような用途では、その都度専用のネットワークを用意してきました。その結果、現地に個別のVPNが増え、専用端末がずらっと並ぶような状態になっていました。最近ではクラウド上にインスタンスを設けるなどの工夫をしていますが、それはそれで費用がかかりますし、個別VPNの場合はそのデバイスごとの操作が必要になります。その点、remote.itはデバイスに依存せずに操作ができ、導入もスピーディーで管理上の利便性が高いことも高評価でした。

小野様:remote.itのエンジニアによる手厚いサポートに感謝しています。このようなシステムを構築するノウハウを持っていなかったため、困惑していた部分について、具体的な選択肢を示して考えるための手助けをしてもらいました。

鈴木様:シンガポール側の感想としても同感です。当プロジェクトでは経験のないLinuxのPCを使うということで、remote.itエンジニアの高濱さんに直接電話をすることもありました。初めて行う作業ばかりでしたが、手取り足取り教えてもらい、無事にセットアップができました。また、途中で不具合が発生したり思うように進まなかったりした時も、高濱さん、小野、私の3人で連携して進められたので、安心感がありました。

導入効果と今後の展望

スピーディーかつ低予算でのシステム構築を実現。今後の海外案件にも展開

星野様:現在、remote.itで横浜とシンガポールを接続しています。プロジェクトチームとremote.itのサポートのおかげで、当初想定していたスケジュールでシステムを構築することができ、かつ予算も想定外に低く済みました。シンガポール側のプロジェクトは現在、試運転中であり、本格運用へ移行しようとしています。

今後、このシンガポールのプロジェクトに続き、遠隔監視システムを活用して運営まで含めたPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)案件の受注を狙っていきたいと考えています。

■導入企業様

企業名:三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社

業種    :環境、化学を中心とした総合エンジニアリングおよび事業運営

企業規模  :資本金10億円(2008年3月31日現在)、従業員数572名(2008年4月1日現在)

目的・課題 :海外大型ごみ焼却発電プラントで導入する遠隔監視システムのセキュリティの担保

キーワード :シンガポール大型ごみ焼却発電プラント、遠隔監視システム

導入ポイント:低コスト、高信頼性、手厚いサポート

← すべての記事 更新日: 2024年4月5日
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