remote.itPiにより、高価で複雑なVPNやネットワーク機器を必要とせずに企業がリモートワーク環境を導入可能に
カリフォルニア州パロアルト、2020年5月5日 – セキュアな接続性とリモートアクセスを提供するremote.itは本日、Raspberry Piデバイスをフル機能のリモートワークアプライアンスに変える無償イメージをリリースしたことを発表しました。企業はremote.itを組み込んだRaspberry Piを使うことで、高価で複雑なVPNやネットワーク機器を必要とせずに、従業員にネットワーク資産へのアクセスを提供できるようになります。remote.itPiは個人利用であれば無償で、また新型コロナウイルス(COVID-19)危機によるリモートワークソリューションへの需要増加を受け、remote.itは2020年9月1日まで新規ユーザーに対しビジネスレベルの機能を無償で提供します。
従来、VPNは社内資産へのリモートアクセスを従業員に提供したい企業にとって定番のツールでした——VPN市場は2018年の180億ドルから2024年には540億ドルに成長すると予測されています。しかし近年、VPNに対する攻撃や脆弱性が増加しており、ClearSkyは国家の支援を受けたハッキンググループがCVEを悪用している事例を確認しており、企業のIT・ネットワーク管理者はVPNに代わる選択肢を模索しています。remote.itは、ハッカーに悪用されるVPNの開放ポートを排除し、セキュアなポートフォワードレスの機能を実現するソフトウェアのみのソリューション「バーチャルプライベートインターネット(VPI)」により、VPNの脆弱性という課題に取り組んでいます。
remote.itPiは、世界で最も普及しているシングルボードコンピュータであるRaspberry Piを、リモートワークアプライアンスに変えるソフトウェアイメージです。remote.itPiをインストールすると、企業はRaspberry Piを使ってWindowsおよびMacのデスクトップコンピュータ、ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイス、ファイルサーバーなど、その他の社内ネットワーク資産へのリモートアクセスを可能にし、さらにそれらのリモート資産を集約することもできます。remote.itPiにはアウトオブバンド管理(OOBM)モードも搭載されており、プライベートネットワークの管理や、メインのインターネット接続がダウンした際のプライマリネットワークの管理に理想的なツールとなっています。
remote.itの創業者兼CEOであるRyo Koyama氏は次のように述べています。「グローバルIPアドレスや開放ポートに依存するレガシーVPNのようなソリューションは、ネットワークへの主要な攻撃対象領域をユーザーに露出させています。シェルターインプレイス(外出自粛)下でのリモートワーク提供への急な対応は、この問題をさらに深刻化させています。remote.itPiイメージとデスクトップアプリの新登場により、remote.itのエンタープライズ向けリモートアクセスソリューションはより広く利用可能になり、企業が従業員にリモートワーク環境を手軽かつ手頃な価格で提供できるようになります。現在、すべてのウェブサイトがトランスポート層セキュリティ(ブラウザに表示される鍵マークのアイコン)を必要としています。私たちは、remote.itが行っているのと同じように、サービスプロバイダーが顧客に対しすべての接続ポートを閉じることを許可することが、まもなく求められるようになると考えています。それにより、顧客のネットワークがインターネット接続を通じて侵害されることがなくなるのです。」
remote.itPiは、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック下でソーシャルディスタンスの安全対策を支援するために、リモートワークの導入を目指す企業を支援する目的で開発されました。あらゆる企業にとって導入、設定、管理が容易であるように設計されています。
カリフォルニア州サンタクララに本社を置くMVNOソリューションプロバイダーEmbeddedWorksの創業者兼社長であるAndy Do氏は次のように述べています。「カリフォルニア州がシェルターインプレイス(外出自粛)を発令した際、私たちには従業員がオフィスのコンピュータやバックオフィスの業務アプリケーションに信頼性の高いリモートアクセスができるソリューションが必要でした。remote.itのおかげで、私たちのチームはオフィスで使っているコンピュータやファイルにフルアクセスしながら在宅勤務ができています。従来のVPNとは異なり、remote.itはCG-NAT(モバイルネットワークのプライベートアドレス)上でも動作するという利点があり、これにより私たちのオフィスネットワークがインターネットにさらされることがありません。」
remote.itはすでに世界中でリモートワークの実現に活用されています。日本のエコー電子株式会社のような企業は、従業員の在宅勤務を実現するためにremote.itを活用し、生産性の向上、働き方の柔軟性の確保、通勤ストレスの軽減につなげています。例えば、出産や育児により退職した女性エンジニアの復職を実現し、ストレスの軽減にも役立てています。
エコー電子でエンジニアリングマネージャーを務め、remote.itを使って数百人の従業員のリモートワークを実現してきたKazuhiko Mukuo氏は次のように述べています。「remote.itは導入と設定が容易だったため、私たちにとって最適なソリューションでした。従業員に対し、安全でセキュアな方法で、非常に迅速にリモートワークを提供することができました。」
remote.itは、世界181か国にわたる数十万人のユーザーに利用されており、TrimbleやMitsubishi Heavy Industries(三菱重工業)といった大企業から、Bullseye TelecomやColourFiといった中規模企業まで、カスタマーサポートからフィールド資産の追跡・保守、レガシーVPNからの移行、モバイルネットワーク経由のセキュアなリモートアクセスまで、幅広い用途に活用されています。remote.itはRaspberry Pi向けのダウンロード可能なイメージに加えて、すでに設定済みのRaspberry PiやLinuxベースのコンピュータにソフトウェアを追加したいユーザー向けに、標準的なdbパッケージとしても提供されています。remote.itソフトウェアは、WindowsおよびApple macOSコンピュータ向けのデスクトップアプリケーションとしても利用可能です。
remote.itソフトウェアは個人利用であれば常に無償で、ビジネスレベルのサービスも2020年9月1日まで、すべての新規ユーザーに対し無償で提供されます。本オファーは日本国内では適用されません。日本のお客様は、詳細について営業担当者までお問い合わせください。remote.itPiイメージはこちらからアクセスできます。
remote.itについて
remote.itは、カリフォルニア州パロアルトに拠点を置くセキュアなリモートアクセスプロバイダーであり、デバイスやネットワークへのセキュアでプライベートなリモートアクセスを実現する新しいモデルを開発しています。コンピュータやエッジデバイスをセキュアに接続したい企業、またはウェブサイトやウェブサービスへのアクセスを保護したい企業に向けて、remote.itはOSIネットワーク層に組み込まれたバーチャルプライベートインターネットソリューションを提供します。
詳細については、https://remote.it/をご覧ください。